BCLに必要なもの

BCLに必要なもの

 

1.受信機(リグ)

 何はなくともまず受信機です。いわゆる普通のラジオは「ニッポン放送」(中波)や「TokyoFM」(FM)などは受信できますが、短波帯がついているものは必ずしも多くはありません。したがってまずは短波帯(1.6〜30MHz)をカバーしていることが必須です。短波帯が受信できるリグは、大きく「ポータブル型」と「通信型」の2つに分けられます。前者はコンパクト・軽量で持ち運びに便利で、価格も5万円以下のものが多く、「リスニング派」に最適です。後者はヘビーなDXを目的としており「ポータブル型」以上に感度や選択度(隣接周波数の局の混信を排除する度合い)、多信号特性(強力な信号により消化不良を起こし、同一バンド一帯でその放送が聞こえてしまうような現象)などを高めたものです。したがって一般的には大きく重くそして高価(10万円前後〜数十万円)です。ポータブル型は家電量販店等で、通信型はハムショップ等で購入できます。

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 ポータブル型 SONY ICF-7600GR               通信型 日本無線NRD-545

 

2.アンテナ

 アンテナはその形状により「ワイヤーアンテナ」「ループアンテナ」「バーチカルアンテナ」などに、また電気的に増幅するか否かにより「アクティブアンテナ」と「パッシブアンテナ」といった具合に分類されます。一番簡単なのは銅線を買ってきてリグのアンテナ端子につなぐことであり、これだけでも結構聞こえたりします。アンテナの良し悪しがDXの成果を決定する大きな要因となっており、思案のしどころでもありかつ楽しみでもあります。

 かつては日本にも国産のBCL用のアンテナがありましたが、BCLブームの終焉により現在はSONYの「AN-1」「AN-LP1」くらいしかなくなってしまいました。したがってアンテナを入手するには上記商品を購入するか、或いはハム用のものを流用するか、または海外の製品を代理店経由か個人輸入で入手するか、または自作するかになります(是非「アンテナの研究レポート」を参考にして下さい)。

3.参考図書(情報)

 リグとアンテナがあってもテレビの番組表のようにどのチャンネル(周波数)でどの放送が何時に行われているかといった情報がなければ何も聞けません。まして1日に数千波聞こえると言われる短波帯ではなおさらです。これらの情報は日本では各種BCLクラブが発行している定期刊行物の中でも得られますが、部分的な情報にとどまっており全体を網羅した本格的な図書は現在ではありません。そこで海外に目を移すといくつかの定番ともいえる書籍があります。「World Radio Television Handbook (WRTH)」と「Passport to Worldband Radio (PWR)」です。どちらも年鑑ですので毎年末頃に発行され、大手書店等で取り次いでもらい入手できますし、一番手っ取り早いのはオンライン書店で注文することでしょう。

 しかし昨今情報源として一番速いのは「インターネット」であり、特にベテランBCL/DXerが開設しているホームページは非常に役立つ情報が多く私も参考にさせていただいています。

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               WRTH                                          PWR

 

4.その他

 ・ヘッドフォン:微弱な受信音はヘッドフォンで聞くのが良いです。

 ・録音機器:正確な受信報告書を書くために、或いは受信の困難なDX局のID(局名アナウンス)をしっかり確認するための録音機器は必ず欲しいところです。MDがお奨めです。

 ・この他時計と受信報告書を書くためのパソコン(ワープロ)なども是非ともそろえたい道具です。

 

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